BASF、Elastollan® FCグレードTPUを使用した医療用チューブとコンベヤーベルトを展示
- 上海のTPU工場が、要求される適正製造基準(GMP)に従ってElastollan®の食品接触(FC)グレードを製造する資格を取得
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これにより、アジア太平洋地域でのElastollan® FCグレードの供給リードタイムを短縮
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)はCHINAPLAS 2025にて、材料イノベーションであるElastollan® 熱可塑性ポリウレタン(TPU)の食品接触(FC)グレードを使用した医療用チューブとコンベヤーベルトを展示しました。上海にあるBASFのTPU工場は、GMP(Good Manufacturing Practices:適正製造基準)に従ってElastollan® FCグレードを製造する資格を取得しました。これにより、BASFは、アジア太平洋地域のユーザーに近いところでElastollan® FCの生産を行うことが可能になりました。
BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域TPUビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのロヒット・ゴーシュは、次のように述べています。「GMPの追加対応により、Elastollan® FCグレードのアジア太平洋市場への投入までの期間が短縮されました。同時に、アジアにおける顧客の技術要件に最適化されたソリューションを提供し、より良いサービスを実現することで、世界的な食品安全規制強化の波にも対応することが可能になりました。」
BASFのElastollan® FCグレードは、厳しい食品安全規制に準拠しているだけでなく、玩具、食品加工機器(ベルト、ホースなど)、医療機器など幅広い用途にわたって優れた性能を発揮します。
食品接触に関するGMPは、製品が使用目的に適した品質基準で、製品仕様の要求に従って、一貫して製造・管理されていることを保証するものです。Elastollan® FCグレードは、EU 10/2011やFDA規則21 CFR 177.2600など、世界の主要な食品接触基準に準拠しています。また、各国による特定の食品接触宣言が適用されます。
詳しい情報はこちらをご覧ください: https://www.plastics-rubber.basf.com/asiapacific/en/performance_polymers/solutions/solutions_food_safety
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。
■BASFパフォーマンスマテリアル事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、持続可能性と競争力を両立させながら、プラスチック業界の変革をリードしています。BASF製品の幅広い材料技術と製品ポートフォリオ、そして業界への深い理解により、お客様にとって理想的なワンストップ・ソリューションを提供します。材料分野の専任チームと強力な研究開発力を活かし、世界中のお客様に最先端の技術と専門知識を提供しています。グローバルなネットワークを活かし、イノベーションを推進するとともに、地域ごとのニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、競争力を高めています。私たちは、自動車、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設などの分野において、性能と効率の向上に貢献し続けています。2024年、パフォーマンスマテリアルズ部門は世界売上高68億ユーロを達成しました。詳しい情報は https://www.performance-materials.basf.com/ をご覧ください。