BASFコーティングス、ドイツ・ミュンスターに自動車用OEM塗料工場を新設
この資料はBASF本社(ドイツ)が2025年11月10日に発表した英語のプレスリリースをBASFコーティングスジャパン合同会社が日本語に翻訳・編集したものです。
- 新工場は主力製品の供給体制を強化
- 高度な自動化により、持続可能性とプロセスの安定性を実現
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部は、ドイツ・ミュンスター拠点において、最先端の自動車用OEM塗料生産工場の稼働を開始しました。この新工場は、現在市場で主流となっているカラーの塗料の生産に特化し、安定した品質と生産効率の向上を実現します。
この投資は、BASFコーティングスにとって主力製品分野での長期的な競争力を強化する戦略的な節目となるものです。先進的な自動化技術により、より持続可能な運用とプロセスの安定性・信頼性が向上します。
この新工場は、過去5年間で最も変革的な投資の一つです。2019年の初期構想から2年半の建設期間を経て、今日の本格稼働に至るまで、BASFコーティングスのチームの深い専門知識が活かされました。
「私たちのイノベーションの強みと継続的な改善への取り組みが、業界での成功とお客様にとって価値あるパートナーである理由です」と、BASFコーティングス プレジデントのウタ・ホルツェンカンプは強調しています。「このプロジェクトは、複数のBASF拠点にまたがるグローバルな専門家ネットワークによって調整・実行された、素晴らしいチームの成果です。」
「新工場では、より高度なプロセスを導入することで、一貫して高品質な製品を安定的に提供します。これにより、お客様は私たちの専門知識と経験を最大限に活用することができます」と、グローバルオペレーション ペイント&レジン担当シニアバイスプレジデントのニルス・レスマンは述べています。「今後は、アジア太平洋および北米のチームもこれらのベストプラクティスを導入し、グローバルな製造ネットワークを強化していきます。」
新工場はエネルギー消費の最適化を目指して設計されており、CO₂排出量の削減にも貢献します。2022年以降、ミュンスター拠点は再生可能な風力エネルギーのみで稼働しており、年間約4,000トンのCO₂を削減しています。ミュンスターは、ヨーロッパ、アジア太平洋、北米の他のBASFコーティングス拠点と同様、100%再生可能電力で運営されています。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFのコーティングス事業本部について
BASFのコーティングス事業本部は、メタル、プラスチック、ガラス基板など幅広い産業における革新的な製品の開発、生産、販売を行っています。これらのポートフォリオは、新しい市場や事業開発を目指すInnovation Beyond Paint(塗料を超えたイノベーション)プログラムによって提供してまいります。私たちは、先進的なパフォーマンス・ソリューションを創造し、世界中のパートナーのニーズを満たすために、パフォーマンス、デザイン、新しいアプリケーションを推進しています。BASFは、ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域の拠点のネットワークを活用することで、お客様の利益のために、専門的でグローバルなチームのスキル、知識、リソースを提供しています。2024年におけるBASFコーティングス事業本部の世界の売上高は約38億ユーロでした。
私たちは情熱と専門性を原動力に、これまでのコーティングスビジネスを超えて、真の新しい価値を創出します。詳細は www.basf-coatings.com(英語)およびLinkedInをご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。


