2026年1月16日

BASF、2025年の自動車のカラーレポートを発表:グリーンとグレーによって新たに定義される2025年のカラートレンド 

この資料はBASF本社(ドイツ)が2026年1月15日に発表した英語のプレスリリースをBASFコーティングスジャパン合同会社が日本語に翻訳・編集したものです。

  • 有彩色ではグリーンが世界的に最も増加 

  • 無彩色ではグレーが著しく増加 

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業部は、「自動車OEM塗料カラーレポート2025」を発表しました。2025年の自動車カラーは、消費者が定番色から離れる傾向が続き、個性の重視と自然に着想を得た美意識へと明確に移行していることを示しています。グリーンは有彩色の中で世界的に最もトレンド性の高い色となり、着実に増加し続け、ブルーとレッドに次ぐ人気上位3色の一つとなりました。ブルーとレッドはかつて有彩色の中で人気でしたが、年々減少しています。ブルーは1ポイント減少し、レッドはさらに大きく落ち込み、市場全体のわずか3%にとどまりました。これは定番の有彩色が明らかに低迷していることを示しています。 

グレーは 2ポイントという大幅な増加を記録し、モダンでエレガントな選択肢としての地位を強化しています。ホワイトはやや減少しました。ブラックは依然として人気ですが、ソリッドブラックは減少し、全体の18%にまで落ち込んでいます。この変化は、時代を超えた美しさと表情豊かな多様性を結び付ける世界的なトレンドを浮き彫りにしています。さらにグリーンは、より個性的で持続可能なカラーパレットへの移行を主導しています。 

EMEA:シルバーの後退と高まるグリーンの存在感 ― 新たな自動車カラーの始まり  

EMEA 地域では、グリーンの上昇傾向が続いています。グリーンはレッドを追い抜き、個性と洗練を示す色としての地位を確立しています。シルバーの重要性は引き続き低下しており、ブラックとグレーは無彩色パレットの中でその存在感を強めています。ホワイトはわずかに減少していますが、オフホワイトの色域やエフェクトのバリエーションによってニュートラルカラーの幅を広げています。 

BASFコーティングス事業部でEMEA地域のデザイン責任者を務めるフロリーナ・トロストは、次のように述べています。「グリーンはすでに数年前からEMEA地域で注目されていました。BASFの自動車カラートレンドコレクションでこれまで予測してきたさまざまな色合いのグリーンは、今日見られる非常に多様な色域のグリーンと見事に合致しています。」 

米州:有彩色は個性豊かなニュアンスカラーによって再び増加するも、主役はグリーン 

米州の自動車カラーの世界では、2025 年は複雑な状況を示しています。グレーは 2024 年の水準をわずかに下回ったものの、2023 年よりは依然として高い状態です。シルバーは再び重要性を増しており、ホワイトは引き続き減少しています。有彩色のシェアは約 2 ポイント増加しており、より表現力のあるカラーへの嗜好が強まっていることを示しています。長年、米州で人気の上位色はレッドとブルーでしたが、現在はグリーン、ベージュ、ブラウン、そしてバイオレットといった色域が存在感を高めています。自然に着想を得た美意識と多様性を重視するカラー表現にトレンドが移行していることを明確に示しています。 

BASFコーティングス事業部の自動車カラーデザインでグローバル責任者を務めるマーク・グートヤールは、次のように述べています。「BASFは2021年のトレンドコレクションにおいて、ブラウンとベージュをキーカラーとして紹介しました。現在、これらのカラーが市場で人気となっていることは、過去の予測を裏付けるとともに、長期的なトレンドによって市場が形成される過程を映し出しています。」 

アジア太平洋地域:グレーの存在感がさらに高まり、グリーンは色域を拡大  

2025年のアジア太平洋地域のカラーは引き続き無彩色が主流で、グレーが顕著に増加傾向を示す一方で、ホワイトは減少しています。ブラックとシルバーは安定し、無彩色がもつ普遍的な魅力が証明されています。 

有彩色の中では、グリーンが着実に拡大する一方で、ブルーはわずかに減少しています。グリーンの色域は今や明るく新鮮な色調から、より伝統的で自然な色相まで幅広く展開され、持続可能性や循環を重視した色域へと新たに拡大しています。有彩色全体の比率は減少していますが、色相の多様性は依然として継続し、アジア太平洋地域において色による個性が重視されていることを示しています。 

アジア太平洋地域の自動車カラーデザイン責任者を務める松原千春は、次のように述べています。「BASFは過去のトレンド予測において、微妙な干渉効果が特徴のソリッドライクグレーと、柔軟な価値観を反映した都会的なニュアンスを持つグリーンを紹介しました。現在、グレーの存在感は高まり、グリーンは地域全体にわたり注目されています。」 

BASFコーティングス事業部の自動車OEM塗料カラーレポートは、自動車業界におけるカラートレンドを詳細に調査し、グローバルおよび地域ごとのカラー嗜好について分析しています。本レポートで言及されているカラー分布は、 BASFコーティングスが、世界の自動車生産と乗用車への塗料適用に関する入手可能な情報に基づいて算出したものです。また、本レポートはBASFの年次カラートレンド予測「Automotive Color Trends®」と併せて、BASFコーティングス事業部のカラーデザインにおける専門性を補完するものです。 

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。  

  

■BASFのコーティングス事業本部について  

BASFのコーティングス事業本部は、メタル、プラスチック、ガラス基板など幅広い産業における革新的な製品の開発、生産、販売を行っています。これらのポートフォリオは、新しい市場や事業開発を目指すInnovation Beyond Paint(塗料を超えたイノベーション)プログラムによって提供してまいります。私たちは、先進的なパフォーマンス・ソリューションを創造し、世界中のパートナーのニーズを満たすために、パフォーマンス、デザイン、新しいアプリケーションを推進しています。BASFは、ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域の拠点のネットワークを活用することで、お客様の利益のために、専門的でグローバルなチームのスキル、知識、リソースを提供しています。2024年におけるBASFコーティングス事業本部の世界の売上高は約38億ユーロでした。  

私たちは情熱と専門性を原動力に、これまでのコーティングスビジネスを超えて、真の新しい価値を創出します。詳細は www.basf-coatings.com(英語)およびLinkedInをご覧ください。  

   

■BASFについて  

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。  

無彩色ではグレーが著しく増加 

最終更新2026年1月16日