2026年1月30日

BASFコーティングス、製品ポートフォリオのCO₂フットプリント算定のための新たなデジタルソリューションを導入

この資料はBASFコーティング(ドイツ)が2026年1月22日に発表した英語のプレスリリースをBASコーティングスジャパン合同会社が日本語に翻訳・編集したものです。

  • 12万点以上の製品ポートフォリオにおける、透明性の高い排出量データを提供 

  • BASFコーティングスは、事実に基づいて製品カーボンフットプリント(PCF)を算定し、顧客向けに排出削減のための手段を特定可能 

  • 顧客は CO₂ 排出量以外の環境影響項目に関する知見も取得可能 

BASFコーティングス (本社:ドイツ ミュンスター)は、製品ポートフォリオのカーボンフットプリント(Product Carbon Footprint, PCF)を算定するための新たなデジタルソリューションを導入しました。このソリューションは、当社が世界中の顧客へ信頼性の高い CO₂ データを提供するために数年間使用してきた自社開発のアプリケーションに代わるものです。 

当社は現在、12万点に及ぶ販売製品について、迅速に更新可能で、即時性があり、監査可能かつ世界共通で利用可能な CO₂ データの基盤を確立しています。原材料の調達や輸送から生産工程におけるエネルギー使用まで、製品に関連するすべての温室効果ガス排出量を、統一された算定手法に基づき、一貫性を保ちながら、情報システムを活用して算出します。これにより、特に多数の色のバリエーションをもつ塗料のような複雑かつ多様な製品について、追跡可能な CO₂ 算定基盤が整いました。これらの CO₂ データは顧客に事実に基づく意思決定の基盤を提供し、サステナビリティ目標の達成を支援します。 

「顧客にとって気候保護はますます重要になっています。私たちのツールにより、信頼できるデータを提供し、そのデータに基づいて解決策を提示できます」と、BASFコーティングス グローバルサステナビリティ責任者のマーカス・ピーペンブリンクは述べています。「現在すでに、特定の製品については代替原料や再生可能エネルギーの活用を通じて、 CO₂ 排出量を削減する選択肢をお客様に提供しています。」 

新しい PCF算定 ツールの中核となるのは、世界中で調達される2万5千点以上の原材料に関する CO₂ データの統合です。さらに、このツールは世界30カ所以上に及ぶ BASF コーティングスの製造拠点における個別のエネルギー使用状況も考慮しています。これにより、各種製品における排出量も正確に把握できます。特筆すべき進展として、CO₂ 排出量に加え、その他の環境影響項目を含めた点が挙げられます。これにより、顧客のサステナビリティ向上に向けたより的確なソリューションの開発に必要な知見を提供します。新システムは、システムサプライヤーである SAP と緊密に連携しながら、BASFコーティングスの全製造拠点へ段階的に導入されました。当社は表面処理の最大手企業として初めて、SAP Sustainability Footprint Management(SFM)を採用しました。 

「SFM の導入により、サステナビリティとデジタル技術を結び付け、当社およびお客様にとって信頼できる透明性を確保します」と、BASF コーティングス グローバルサステナビリティ 技術プロジェクトマネージャーのマキシミリアン・バウアーは述べています。 

GLASSツール:CO₂評価を工程視点で補完 

BASFコーティングスは、製品単位の算定に加え、OEM 向けに GLASS(Global Life Cycle Assessment of Automotive Surface Solutions)ツールを、ボディショップ向けには EcoImpact Assessment ツールを活用し、付加価値のある支援サービスとして提供しています。これらのツールは、塗装工程全体にわたるモジュール式かつ包括的な分析を可能にし、プロセス最適化に向けたデータ駆動型アプローチを顧客に提供します。これにより、効率、品質、サステナビリティの最適化に向けて、塗装工程全体にわたって改善の可能性を顧客とともに特定できます。BASFコーティングスの製品そのものに限定されない排出量削減も含まれます。ライフサイクル分析、業界特化型の専門知識、情報の深さ、デジタルでの活用可能性を兼ね備えた GLASS ツールは、現在の市場において独自の存在です。 

戦略的重点としての気候保護 

新しい PCF 算定ツールや GLASS ツールなどのデジタルツールの活用は、BASFコーティングスの包括的なサステナビリティ戦略の一部です。当社は、2018年を基準として、2030年までに自社の CO₂排出量を40%削減することを目標に掲げています。この達成に向けて、当社は持続可能な原材料調達および輸送手段に加え、再生可能エネルギー、再生可能(認証マスバランス方式)またはリサイクル原料(ChemCycling®)の活用など、バリューチェーン全体にわたる施策を進めています。 

BASFコーティングスのサステナビリティに関する詳細はwww.basf-coatings.com/Sustainabilityをご覧ください。 

   

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。 

    

■BASFコーティングスについて 

BASFコーティングスは、メタル、プラスチック、ガラス基板など幅広い産業における革新的な製品の開発、生産、販売を行っています。これらのポートフォリオは、新しい市場や事業開発を目指すInnovation Beyond Paint(塗料を超えたイノベーション)プログラムによって提供してまいります。私たちは、先進的なパフォーマンス・ソリューションを創造し、世界中のパートナーのニーズを満たすために、パフォーマンス、デザイン、新しいアプリケーションを推進しています。ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域の拠点のネットワークを活用することで、お客様の利益のために、専門的でグローバルなチームのスキル、知識、リソースを提供しています。2024年におけるBASFコーティングスの世界の売上高は約38億ユーロでした。 

私たちは情熱と専門性を原動力に、これまでのコーティングスビジネスを超えて、真の新しい価値を創出します。詳細は www.basf-coatings.com(英語)およびLinkedInをご覧ください。 

    

■BASFについて 

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。 

BASF Coatings SFM Tool Picture
BASFコーティングスは、12万点を超える製品の製品カーボンフットプリント(PCF)を透明かつ信頼性の高い方法で算定するために、SFNツールを導入しています。
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最終更新2026年1月30日