Cookies help us deliver our services. By using our services, you agree to our use of cookies. Learn more

日本

製品カーボンフットプリント

製品のライフサイクルにおける温室効果ガスの排出量はどれくらいなのでしょうか? 
こうした疑問はここ数年でますます重要性を増しています。製品カーボンフットプリント(PCF)はその答えの特定に役立ちます。



PCFは、製品のライフサイクルの様々な段階で発生した、温室効果ガスの総排出量を集計したものです。例えば、「Cradle-to-gate」(ゆりかごか ら出口まで)の部分的なPCFでは、資源の採掘から原材料の製造、最終製品の製造から出荷に至るまでの、すべてのプロセスが考慮されます。また、「Cradle-to-grave」(ゆりかごから墓場まで)のPCFは、製品の使用段階から製品の使用終了までの排出量を含めた、製品のライフサイクル全体を対象としています。

BASFが2050年までにCO2排出量ネットゼロ(実質ゼロ)を達成するという目標に引き続き取り組んでいるなか、より多くのお客様が環境に配慮した購買決定を行うようになってきています。そのため、BASFは、45,000点の製品のCradle-to-gate PCFを計算するデジタルアプリケーションを開発しました。2021年末までには、BASFのグローバルポートフォリオのPCFを提供できるようになります。お客様に、BASFの素材がどの程度、自社の事業活動や最終製品のカーボンフットプリントに貢献しているかに関する貴重な情報をお届けすることができるようになります。

BASFのPCF算出は、自社工場からの温室効果ガス排出量と、調達した原料やエネルギーに関する質の高い平均化データに基づいて行われます。

Thumbnail_SCOTT_PCF.PNG

PCFを削減するための選択肢

PCFの算出により、温室効果ガスの排出量を削減する手段について、貴重な情報をお客様に提供します。BASFはすでに代替原料の使用を通して、お客様に付加価値を提供しています。このように、私たちはお客様が製品カーボンフットプリントを削減するための支援を行っています。

その一例がBASFのバイオマスバランス・アプローチです。これは生産フェアブントにて化石資源を有機廃棄物や植物油からの再生可能原料に置き換え、その再生可能原料使用分を特定製品に割り当てる手法です。また、ChemCycling®(ケミサイクリングTM)プロジェクトも、マスバランス方式の応用例です。2020年より、BASFは、ケミカルリサイクルされたプラスチック廃棄物を生産の初期段階において原料として使用した製品を、初めて商業規模でお客様に提供しています。両アプローチによるBASFの製品は、純粋な化石原料由来の製品と同等の特性を持っていますが、カーボンフットプリントは軽減されています。

 バイオマスバランス

ChemCycling® (ケミサイクリングTM

国際基準およびルールの推進

BASFのPCFは、ライフサイクルアセスメント(ISO 14044)、製品カーボンフットプリント(ISO 14067)に関連した一般的な基準、および温室効果ガス(GHG) プロトコル製品基準に基づいて算出されています。

しかし、これらの基準には個々の製品の PCF をどれほど正確に算出するのかについて、具体的な仕様は含まれていません。そうしたルールがないことから、複数の会社の同一製品のPCFを、完全に比較することはできません。業界全体で平等な条件のもとで製品の比較を可能にする基準を構築するため、BASFは化学業界におけるPCF算出用の製品向けガイドラインの導入に注力しています。 

より総合的なサステナビリティの評価を行う方法

PCFは、BASFの製品に付随する温室効果ガス排出量に関する透明性を高めます。一方でPCFは、サステナビリティの全体像における一部に過ぎません。製品の包括的なサステナビリティ評価には、環境、経済、社会的基準が含まれます。より総合的な全体像を把握するためには、エコ効率分析法のような多基準の評価ツールをおすすめしています。  

エコ効率分析法